「リング糸のジーンズはなぜ体に馴染むのか」

天気のいい日は、洗い晒しのジーンズが履きたくなる。
タンスから引っ張り出すと、少しごわっとしている。太陽に干したデニム特有の、あの硬さだ。
ゆっくりネオバーを留めていく。一個、一個。一番上を留めた瞬間、
「ちょっと太ったか?」
と毎回錯覚する。
でも違う。ジーンズがまだ俺の体を覚えていない状態なだけだ。
屈伸を一回。それだけで、すっと体にフィットする。
これはリング糸の構造と関係している。リング糸は、糸の中に繊維が一本通っている。それが体への馴染み方に直結していて、単に伸びるんじゃなく、体に沿ってくる感じを生む。現在のセルビッジデニムにリング糸が使われているのには、ちゃんと理由がある。




コメント