ブルージーンズを久しぶりに買うときの選び方
更新日:9月30日

久しぶりにジーンズを買おうとしている人に、修理屋の俺から少し話をさせてほしい。
まず俺がジーンズを手に取ったとき、最初にやることは「触る」ことだ。ブランドでも価格でもない。生地を触って、ムラの感じと立体感を確かめる。経糸1ヤードに対して緯糸がどれだけ詰まっているか、指先でそれを感じる。糸の太さが事前にわかれば、それも確認する。
次に縫い仕様を見る。ステッチに綿糸が使われているか。使われるべき箇所に適切な番手の糸が入っているか。内股の縫い方、小股の折り伏せ縫いがちゃんとされているか。
一般の人がまず見ないところだと思う。でも、これが全部「色落ち」につながっている。
いい色落ちは生地だけじゃなく、縫製からも生まれる。そして丈夫に作られたジーンズは、いい色落ちになる頃まで壊れない。化繊を使わない昔ながらの縫製であれば、なおさらだ。
これから育てていく一本を選ぶなら、小股を見てほしい。縫製の誠実さが出る場所だから。
ただ、最後に一つだけ。
俺が本当にお勧めしたいのは、履いた瞬間に「なんか幸せ、気分がいい」と思えるものを選ぶことだ。ジーンズに限らず、ファッションは楽しまないといけない。細かいことは後でいい。まず、幸せな気持ちになれる一本を手に取ってほしい。
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